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植民地主義の遺産、アフリカンワックス [伝統文化]


植民地主義の遺産の象徴であるアフリカンワックス。
さまざまな色柄を蝋染めで表現した布地

論争の議題は、ディオールによる新たな「文化盗用」だが・・

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異文化にインスピレーションを得た創造がなくなることはない。
それは、歓迎すべきことでもある。

とするも「ファッションの魅惑と政治性」からは植民地主義の遺産の象徴
が色濃くでていることは否めないようだ。

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異文化の歴史的背景を踏まえた論争は、ディオールというグローバルな力の
前では、無力に等しいのかも・・


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2019/05/23
ディオールのアフリカ開催のショーなぜ論争を巻き起こしたのか?
newsphere


アフリカンワックスという厄介な遺産

コレクションの象徴として採用されたのが「アフリカンワックス」。
ディオールの日本語サイトによると、「コートジボワールにあるUniwaxの工場とスタジオ
とのコラボレーションを実現し、ディオールコードを生地の緯糸に織り込み再解釈した
スペシャル エディションをデザインしました」とある。


アフリカンワックスは、アンカラ(Ankara)やダッチワックスなどの別称があるが、
さまざまな色柄を蝋染めで表現した布地のこと。

19世紀、交易ルートを拡大していたオランダが、インドネシアでハンドメイドの蝋染めの
布、バティックを「見つけ」、自国の工場で模倣したものを輸出しようとしたがインドネ
シア市場では失敗。

新たな輸出市場として開拓されたのが西アフリカだった。その布がアフリカンワックスと
して広まり、現在では西アフリカだけでなく東アフリカにおいて、アフリカ大陸以外のア
フリカ系の間でも大衆的な人気がある布だ。


アフリカンワックスという厄介な遺産

ファッションは美しく、楽しく、インスピレーションを与えるものである一方、政治的な
表明ツールでもある。

ファッション(もしくはファッションを含めた芸術表現)が持つこの二面性こそが、
今回のディオールのコレクションの論争の根底にあり、こうした論争はこれからも起こり
続けるであろうと考えざるを得ない。


ニューヨークタイムズ紙のベテランファッションジャーナリスト・評論家のヴァネッサ・
フリードマンは、ディオールは「ある程度」うまくやったといった評価を下す。



「コレクションを象徴するのはアジア・西洋との文化・産業融合から生み出された
アフリカ独自の布地アフリカンワックス」という表現があった。


アフリカンワックスの歴史的背景や論争を踏まえると、あまりにもナイーブで
ロマンティックすぎる表現

異文化にインスピレーションを得た創造がなくなることはない。それは、歓迎すべきこと
でもある。ファッションブランドにせよ、メディアにせよ、個人にせよ、他者から学び続
け、対話と発信を継続していくことしかできないのだろう。

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